
こんにちは、Miyabiだ。
誰を好きになるかとか、特定の相手に対してどんな感情を抱くとか、本当に人それぞれだ。
では「どれくらいで」恋愛感情・性愛感情が出てくるかはどうだろう?
5W1Hみたいだね。
「自分は人のことを好きにならないな?」
「自分は恋愛向いてないのか?」
今回は
- デミロマンティックとは?
- デミセクシュアルとは?
- アセクシュアル・アロマンティックからの流れと違い
についてお話していこう。
目次
デミロマンティック・デミセクシュアル
「デミ」とは?

今回はデミロマンティック・デミセクシュアルというセクシュアルについての話をしたい。
デミ?
デミってどういう意味?
それぞれの頭についている「デミ」、これはラテン語で「demi」、「半分」という意味だ。
デミロマンティックとは

デミロマンティックとは、強い信頼関係のある相手にまれに恋愛感情を抱くセクシュアリティだ。
そうでないと恋愛感情を抱くことはほとんどない。
「一目惚れがほとんど存在しない」と考えると、分かりやすいかもしれない。
デミセクシュアルとは

デミセクシュアルとは、強い信頼関係のある相手にまれに性的感情を抱くセクシュアリティだ。
そうではない相手には性的感情を抱くことはほとんどない。
「ロマンティック」は恋愛、「セクシュアル」は性愛と分かれているので、デミロマンティック・デミセクシュアルと分けて紹介してみた。
今回紹介したデミはいずれも、恋愛感情や性的感情が出るのは「相手のことをよく知ってから」という時間軸の部分が共通している。
あ、ってことは
「あの人、話したことないけど、好きだな~」
みたいなことは起こらないってことかな?
「絶対ない」というわけではないらしいが、基本的にそういう認識で大丈夫だと思われる。

また、これは男性も女性も、Xジェンダー、ノンバイナリーなどなど性別関係なく当事者になり得ることだ。
そして恋愛・性愛対象もヘテロセクシュアルだったりゲイやレズビアンだったり、パンセクシュアルだったり色々ある。
アセクシュアル・アロマンティックから出たデミ

ラテン語を踏まえると、デミロマンティックとは直訳で「半分の恋愛指向」、デミセクシュアルは「半分の性的指向」となる。
何が半分なの?
デミロマンティック・デミセクシュアルは比較的新しい言葉で、元はアセクシュアル・アロマンティックのコミュニティの扱いだった。
アセクシュアル・アロマンティックとはそれぞれ性的感情・恋愛感情を抱かないセクシュアリティだ。
この言葉の方がデミよりも先にあったのだ。
かつ、デミの人は周りの人と比較して「あれ?自分、恋愛とかないな?」という印象を抱いたりするのが多いという。

デミセクシュアル・デミロマンティックには、恋愛や性愛の前提として信頼度が上がることがある。
なので、「世間では簡単に好きになったり性的な関係になったりしている」ことと比べると、そういう感情を抱かないセクシュアリティと混同しやすいのも事実なのだろう。
「自分は今までアセクシュアル・アロマンティックだと思っていた」ってデミロマンティック・デミセクシュアルの人もいるみたい。
が、アセクシュアル・アロマンティックが「全く抱かない」のに対して、デミは「抱くこともある」であり、0ではない。
「世間一般」「アセクシュアル・アロマンティック」の間に、デミロマンティック・デミセクシュアルがある。
まとめ

今回はデミロマンティック・デミセクシュアルについてお話してきた。
クワロマンティック・クワセクシュアルやアセクシュアル・アロマンティックの記事でも書いたが、恋愛や性愛に関していわゆる「世間一般」に対して「希薄」と思われてしまうセクシュアリティは
「まだ本当の恋を知らないんだよ」
「これからあなたも分かるよ」
と同年代からも言われがちだ。
だが同じ恋愛や性愛でも、人によって5W1Hが違うって思っておけば変な押し付けもなくなるのではないのではないだろうか、と僕は思った。