家のドローイング、Miyabi Starr、2021

こんにちは、Miyabiだ。

あけましておめでとう。

おめでとう~、2022年だね!

このブログサイトも1周年ということで、今回は

  • 2021年の振り返り、なぜLGBTq+のブログを始めたのか?
  • 2022年の抱負

についてお話していこう。

2021年の活動

何でこのLGBTq+のブログサイトを始めたの?

「内部から、身体を通して、自己紹介をする感覚」Miyabi Starr、2021

このブログサイトは、僕がアート作家として活動していく上で

  • 自身がトランスジェンダーであること
  • 日本に住んでいるが、「LGBTq+」と言ってもまだまだ「ゲイ」「レズビアン」「バイセクシュアル」くらいしか認知がないこと
  • LGBTq+が「普通ではないやつら」として、動物園の動物のような物珍しさで見られていること
  • LGBTq+が「性のことしかない」ように思われていること

という現状があり、

「まずはLGBTq+がどんな「形容詞」なのか(「名詞」ではなく)を、当事者含めて色んな人に知ってもらえると良いのではないか」

と考えて、アート作品を作る際に「自分が思ったこと」「自分がLGBTq+について調べたこと」を共有できたらいいなぁ…という趣旨で始めたサイトだ。

トランスジェンダーって言っても、色んな人がいるもんね。
その内の1人としての体験談の共有と、他の人の体験談や現状のリサーチがしたかったんだ。

「未知の生命体Xの自画像」Miyabi Starr、2021

始めた当初はほとんど反応がなかった。

ある日「もし性別違和が思い込みだったら、どういうことが原因だと考えられるか?」について記事を書いたところ、多くの人に見てもらえるきっかけとなった。

「トランスジェンダー」や「性別不合(旧・性同一性障害)」と判断しきれないけど、「「性別」ってものに違和感があるなぁ」と考えている人がけっこういる。

「自分はトランスジェンダーではないけど、「女だから」「男だから」で違ってくるのは変だよね」

「自分は同性が好きだけど、これって同性愛なのか、あるいは自分がトランスジェンダーなのか分からない」

「トランスジェンダーかも、でも思い込みかも、どっちだろう……?」

などなど、さまざまな角度で「性別」に悩んでいる人が世の中に多く存在するのだ、と僕は思った。

これは情報発信を続けようと決めた根幹でもある。

あと、最近は色んなところで「ブログ見ました」と言ってもらえて嬉しい。

もし現在進行形で悩んでいることがあったら、このブログのコメントか、他の人に見られたくなかったら各種SNSのDMから、相談を受け付けているよ。

各種SNSへのリンク

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2022年は何をしていく?

「光と影の実践」Miyabi Starr、2021

LGBTq+の1人としてこのサイトを立ち上げたが、2022年は何をするのか?

アート活動

「鏡」シリーズ、Miyabi Starr、2021

2022年は展示を複数予定している。

LGBTq+の展示は日本でもたまに開催されるが、「ゲイアート」であることがほとんどだ。

仕方がない、元々20世紀のLGBTq+活動で真っ先に人権を獲得したのがシスジェンダー男性であるゲイで、日本もそれを後追いしているから、日本でもゲイから人権が配布されていくと予想される。

その中で、トランスジェンダー目線を作品として出していくことが重要だと僕は考えた。

とは言っても、「胸オペの跡を描いて、はい、これがトランスジェンダー男性」では少し浅い。

何故なら、トランスジェンダーも普通の人間として生活するので服を着るし、その上での性自認だからだ。(もちろん胸オペについても重要なことだと思うので、その作品も作りたい)

「裸になったときだけがトランスジェンダー」じゃなくて、普段から性自認はあるってことだね

なので、僕自身がトランスジェンダーだから「トランスジェンダー目線」になるのは前提として、僕はあらゆる人の存在を証明する作品を作りたいと思う。

この思いを元に、作家活動を2022年は展開していきたい。

展示情報はこのブログサイトと、各種SNSで行うので、ぜひチェックしてほしい。

第1回展示予定

Miyabi Starr「実在の証明?」展

2022年2月9日(水)~2月14日(月)

時間→ 12:00~18:00(※最終日だけ16:00まで)

場所→ 代官山Gallery 子の星(〒150-0034 東京都渋谷区代官山町13-8 キャッスルM113)

平面作品、インスタレーション作品(空間展示)

人間の存在と自他認識について研究・制作をしています。

ネットに溢れる人物の画像イメージや、街や部屋を撮った写真から「人間が人間をどう視認しているのか」を探り、その表層だけを利用して、内部に侵入を試みる展示です。

トランスジェンダーとして

「日常」Miyabi Starr、2021

手術はお金がかかり、正直手が届かない。

が、とりあえず改名手続きをしてみようと思う。

性同一性障害が理由の改名は、医者の診断書と、自分の通称(変える先の名前)が使われている実績があればできる。

実際に個人で仕事をしようとしたら、クラウドソーシングでも銀行口座開設でも「本人確認書類」という難関がある。

自分は男として仕事をしているし、ホルモン注射で声も男だし、対面するときも男なのに、何故か「本人確認書類」だけが女となっていて、本人確認ができず、お金を受け取ることができない。(その上、たいていは本人確認欄に備考欄もないため、このことを伝えられない)

ただ働きだ。

こう思っているトランスジェンダーの人は、僕以外にも大勢いることだろう。

東京オリンピック・パラリンピックで日本が世界に見られるのを機に、性同一性障害・トランスジェンダーの戸籍の性別の変更についての法律を、当事者のニーズに合わせて変えると聞いたのは、どこに行ったのだろう…

できることなら性別も変更したい。

ブログサイトの今後

「電子と時空」Miyabi Starr、2021

LGBTq+の基礎的な情報を元に2021年はブログ記事を書いてきた。

また、何か自分に進展があれば、「トランスジェンダーの実践」として体験記も書いた。

2022年は、これらの情報を更新しつつ、アートや歴史の記事も増やしたい

いちおうカテゴリーはあるよね。
記事もあるし。

2021年もこれらの記事は書いてきた。

が、ことアート作品となると、引用がしづらくて、現代に近づけば近づくほど記事が少なくなっていっている

ここの壁を突破したいのだ。

特に現代アートは「上手い」「美しい」以上に「何故こんな作品を、人生の残り少ない時間を使って作ったのか?」が重要なものがほとんどだ。

ということは、LGBTq+の情報を解説していくことで「LGBTq+は怖くないよ」「LGBTq+ってこういう特徴があるだけの、普通の人だよ」「映画好き、科学好きと同じように、自分の特徴の1つとしてセクシュアリティは存在するよ」と見方を提案してきたこのサイトは仲間となれる、ということだ。

えーと、つまり、他の価値観とかモノの見方とかを、違うジャンル同士でも繋げられる、ってことを言いたいんだね。

そう、なのでここら辺にも力を入れて記事を書いていきたいと思う。

まとめ

今回は2021年の振り返りと、2022年の目標を書いてみた。

初心を忘れずに、活動を広げられたらと思う。

今後も、ぜひよろしくお願いします。